◇心臓の評価
左室が拡張期に血液をためて、収縮期に血液を全身に押し出す《風船のなかに空気が入って(拡張期)、口が開いて中の空気が押し出されるイメージ(収縮期)》
心拍出量=1回の左室が押し出す量×心拍数
      =左室が一番広がる容積×EF×心拍数
心臓の収縮評価のキーワード:EF(駆出率) つまり血液を押し出す力
                  この力が弱くなると、押し出す量を増やすために左室は大き                        くなり、血液をいっぱい溜めて量を稼ごうとする 
                 しかし、大きくなりすぎると緩んだ風船になり、十分な血液を送                       れなくなってしまう
                  しっかり左室(風船)が広がることで、収縮期に血液を送れる                  
心臓の拡張評価のキーワード:E/A 血液を溜め込む力
                   (下図参照)@はじめに僧帽弁が開いて血液が流れ込む力をE波
                           A左房の圧で流れ込む力をA波
                  左室(風船のゴム)が緩くなると流れ込む力が弱くなる
◇弁の動き
(上右図参照)部屋同士の圧力が変化することで、弁(扉)が開いたり、閉じたりする
(上左図参照)血液の流れる方向にしか扉は開きません