新型コロナの抗体

新型コロナの抗体

昨年、新型コロナウイルス感染者の抗体を測定していましたが、
そこそこの数になったので、公表します。(1月18日更新)

こちらは、全部がPDFで見られます。
すべて、抗原検査または、PCR検査で陽性です。
N蛋白抗体は、ウイルスが身体に侵入したことを示し、数値は”滞在時期”を、
示すと考えています。数値が大きいほど、過去の感染かな?
S蛋白抗体は、体内でウイルスが増殖した量に比例すると考えています。
数値が大きいほど、ウイルスが増えていたということになります。
ただし、ワクチン接種者は、mRNAによるスパイク蛋白の産生があり、
感染前のS蛋白抗体があるので、桁が違う増え方を見せています。

N蛋白抗体が陰性ということは、”侵入を防いだ”という意味でしょうし、
S蛋白が陰性ということは、体内での増殖が起きなかったということになると、
考えています。

すると、ラゲブリオ(モルヌピラビル)が、症例数は少ないですが、
成績が良いと思います。つまり、アビガンも効くということですが、
奇形の問題や、発がんのリスクがあり、フランスでは禁止されています。

次いで、イベルメクチンかなと。
ただし、ワクチン接種群では、
抗体産生が抑制できたのは2例のみで、
効果は少ないような印象で、
CD8も低下しているように見えます。
以前より、世界中で、河川盲目症(オンコセルカ)や疥癬に、
使用されていますが、この薬も”劇薬”指定です。

次いで、無治療。
若い人は、3日ほどで、解熱しますし、
味覚異常などの後遺症も出ますが、死者はでません。

レムデシビルは、その後の体調不良、動悸、息切れが残り、
CD8(キラーT細胞)も低下傾向で、
感染が遷延している印象です。
また逆にウイルス貪食症候群や、血管炎を
誘発する印象があります。当院でも、死者が出ました。

最悪は、抗体治療群でした。
スパイク蛋白抗体(中和する?)でしたが、日毎に増えているのは、
どうしてでしょう?この抗体に対する”抗体”かもしれません。
なんたって、動物(異種)で作った抗体なので、
当然で(過去にも同じような製品がある)
しかも、投与の際に”発熱=拒絶反応”を起こします。