当院から13人目の腎移植です

■当院から13人目の腎移植です

4月29日早朝に、Nさん(透析患者さん)から、
名古屋の『藤田保健衛生大学・臓器移植科』に行くとメールが入りました。
当院患者さんでは、13人目の腎移植です。(献腎では4人目)

しかも今回は、膵腎同時移植です。
当然献腎移植ですが、通常の献腎単独よりは、チャンスが多いのか、
5年ほどの待機期間でした。

開院16年で、移植患者13人!
予定では、今年秋に、長野赤十字病院にて、14人目を予定しています。
当院の患者さん移植した施設は、長野赤十字病院、東京女子医大病院、佐久総合病院(手術は、東京女子医大チームです)、そして今回の藤田保健衛生大学です。

腎機能として考えた場合、
移植=50%>オンラインHDF=20%>血液透析(HD)=8%>腹膜透析=6%
と計算できるので、移植はすばらしいと思われます。
ただ、腎不全の患者さんに、移植の話どころか、オンラインHDFの話さえ、選択肢として、
説明する医師が少なく、情報の偏りがあるのが現実です。

実際、透析患者さんが150名以上いる「大病院」で、移植を受ける患者さんは、ほぼいません。

当院では2回、移植を受けた方がいますが、2回目は発がんのリスクがあり(一人はリンパ腫が発症し、亡くなりました)、こちらは慎重にいかなくてはいけませんが、、、、。