■犬のワクチン

我が家の犬は、保健所のホームページに載っていた犬です。
野辺山の酪農家の庭のドラム缶の中に4匹いたうちの残り物です。
3か月で我が家に来てそろそろ7月で、満7歳になるのでしょうか。

さて、最初はいただきに行った農家で、生後3か月で、デュラミューンMX5という5種(ジステンパー、パルボ、アデノウイルス1型・2型、パラインフルエンザ)のワクチンを接種していただいてあり、よく年から10月頃に長野市内のA動物病院で、ユーリカン7という7種(上記+コロナウイルス+レプトスピラ:弱毒+不活化の混合)を勧められ、毎年接種していました。

ところが、昨年接種して2日後に、狂牛病のような歩行と、頭を何度も振る異常行動があり、
動物病院に電話したところ、動物看護士(実はこのような国家資格はもちろん、認定資格もないようです。つまり自称です。)ですと出た女性が、内容を把握できないようなので、院長先生(男性)に代わってもらうよう依頼したところ、不在の為、別の女性獣医師の方に電話対応いただきました。
今まで、このような事象は出ていないとの返事で、そのような報告例もないとのことでした。
とりあえず、遅発性のアレルギーと考え、人間用のプレドニン5rを飲ませて、症状は消失しましたが、その後今年の平成28年2月頃に、やはり一度同様の動作がありました。

また、狂犬病の案内のはがきが来たので、長野市保健所に確認したところ、
1.狂犬病ワクチンは義務である(ただし、獣医師会に加入施設は、接種証明書を病院にて
  交付できるが、非加入獣医師の施設では、証明書が交付させないように取り決めてあり、
  飼い主が保健所に報告に行き、証明書を受領する、つまり我々の医師会のように、自治体  との談合をしていることがわかりました。
  ただ、イキリス、オランダ、アイルランドおよび、北欧諸国は狂犬病予防注射の義務を廃止
  しているようです。

2.5種や7種の混合ワクチンは、任意接種で、米国では、狂犬病ワクチンを含め3年おきで、
  十分とのことです。逆に毎年の過剰なワクチン、自己免疫性溶血性貧血、注射直後のアレ  ルギーやショック、甲状腺機能低下症、アレルギー性皮膚炎、外耳炎、膀胱炎、関節炎、   慢性上気道炎、テンカン、ある種の問題行動などが指摘されており、重ねるごとに悪化す   るようです。
  また、ワクチンには生ウイルスのほか安定剤としての水銀や牛アルブミンが含まれており、  牛アルブミンはWHO(世界保健機構)が人のワクチンの安全基準としている量の1,000倍    から70,000倍も含まれていることが2005年に判明してます。
3.フィラリアの飲み薬もやはり、任意のようです。

結論:
  動物には健康保険はないので、我々医師の世界とは事情が異なっていて、任意のワクチ   ンなどは基本的には必要ないどころか、逆に危険であることがやっと解りました。
今年は、狂犬病ワクチン(これは義務だから仕方ない)+フィラリア(人間用の場合はストロメクトールです)の抗生物質のみにします。